新人賞を受賞したにも関わらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)。その原因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評だった。文豪に愛された「山の上ホテル」に自腹で宿泊し、いつかこのホテルにふさわしい作家になりたいと夢見る加代子は、大学時代の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄(田中圭)の力を借り、己の実力と奇想天外な作戦で、権威としがらみだらけの文学界をのし上がっていく。ズタボロになっても何度でも立ち上がり、成功を己の力で引き寄せていく加代子の奮闘に、手に汗を握りながらいつしか虜になっていく。驚いて、笑えて、スカッと元気をもらえる“痛快逆転サクセスストーリー”が誕生した。
加代子の大学の先輩であり、加代子の根性と作家としての可能性を認めている最大の理解者(でも時に裏切る!)であり、大手出版社のエリート編集者・遠藤役に、田中圭。加代子が出版業界で生きていけないようあの手この手で加代子を追い詰めていく因縁の相手にして出版業界を牛耳る大御所作家の東十条宗典役を滝藤賢一が演じ、加代子VS東十条の因縁対決は見どころ! その他、東十条宗典の行きつけの一流クラブのママを田中みな実、10年に一人の才能を持ち文壇の話題をかっさらう天才高校生小説家有森役を服部樹咲、東十条が唯一頭の上がらないじゃじゃ馬娘役を高石あかり、本だけを愛する超有名カリスマ書店員須藤役を、のんとは3度目の共演となる橋本愛、東十条の行きつけのクラブにお忍びで来ているトレンディー俳優役を橘ケンチ、クリスマスに遠藤が家族で宿泊するホテルの実直なホテルマン役を光石研、東十条を親身に支え貞淑な妻役を若村麻由美など実力派&超豪華な俳優陣の面々が超個性的なキャラクターを演じる! 加代子の文壇下剋上の行方はいかに!?
原作が面白すぎるので、
映画化のお話を聞いてとても嬉しかったのですが、
山の上ホテルが休館となった2024年のクリスマスシーズンにぴ
抑えきれない衝動を爆発させ続ける主人公。 いろんなものが吹き飛んだ後、奥に人を感じるというか、まっすぐに飛んでくる物があって、しばらく動けない。
とてもやりがいのある作品でした。
この荒唐無稽で強引、
のんさん演じる加代子の、味方なのかそうではないのか。
大学時代の先輩後輩という関係だけではない絶妙な距離感の二人を演じさせていただき、とても楽しかったです。初めてご一緒させていただいたのですが、いつでもどこでも完璧に加代子を演じられていて驚きました。
毎シーン痺れました。
堤監督のファンキーな演出も最高に楽しく、その演出を受け切りながらも、のんさんが長台詞を言いきったとあるシーンでは思わず全員から拍手が沸き起こりました。爽快なテンポ感のなか、裏切りや騙し合いに笑って、登場人物の野心や情熱を感じてくださると嬉しいです!!
『私にふさわしいホテル』はリアルな日常でありながら、ファンタジーな世界でもあると私は感じておりました。原作、脚本があまりに面白過ぎるが故に、演じることがとても困難だと、連日恐怖との闘いだったのを覚えています(笑)クランクインしてからは、堤監督はじめスタッフの皆様、のんちゃん、圭君はじめ、キャストの皆様のお力で、この欲と嫉妬にまみれた世界を心地よく泳がせてくれたように思います。
監督の堤さんとは同郷です。SPEC以来14年振りでしたので、またご一緒できることがとても嬉しかったです。『ケイゾク』『TRICK』『20世紀少年』など、数々の伝説を創っておられますので、堤さんの世界観に生きられる幸せを、現場で噛み締めておりました。
そして本作は、のんちゃんワールドが炸裂しております!核心をつくセリフのやり取りの連続が、まるで自分の身に起こっているのではないかと錯覚してしまい、決して他人事とは思えず、のめり込んでしまう作品だと思います。世の中に不公平を感じている方、なんで私ばっかり!と不満が溜まっている方、この作品を観て、笑い飛ばしてもらえたら嬉しいです。
初めてのんさんとご一緒させていただいたのですが、その透明感、
撮影はあっという間に終わってしまいましたが、脚本を読んで想像していたものよりはるかに笑えるそんな現場で、撮影しながらどんな映画になっているか期待もさらに膨らみました。レトロな衣装でかわいさもありつつ、エネルギッシュで破天荒なのんさん演じる加代子がとても魅力的でした。堤組は初めてでしたが、監督のユニークな演出によってワンシーンワンシーンがどんどん面白くなっていく瞬間を現場で見ることが出来てワクワクしました。ぜひ大きなスクリーンで見て楽しんでいただきたいです。
豪華なキャストの方々、そして堤幸彦監督とご一緒させていただけたこととても光栄に思っています。
ワンシーンの中でのんさん演じる加代子の表情、声、仕草がころころと変わっていく様を間近で見ることが出来、感無量でした。
いつかご一緒したいと願っていた方々との贅沢な時間。今思い返しても夢のようです。父への反抗期真っ只中の美和子をパワフルに楽しく演じさせていただきました。
個性豊かなキャラクター達が繰り広げる会話劇を是非劇場で体感してください!
少しばかりの参加でしたが、のんちゃん演じる主人公の、パワフルでカラフルで、溢れんばかりのエネルギーに触れて、力をもらったようでした。
堤監督とも10年ぶりくらいにお会いしたのですが、以前と変わらない独特なスタイルの現場で、懐かしく、楽しかったです。大好きな柚木さんの物語の中に入れたのも幸せでした。おたのしみに。。!
久しぶりの堤監督とのお仕事でワクワクドキドキしながら現場に向かいましたが、ドキドキの予感が的中。現場での監督の演出が相変わらずのキレっぷりで、冷や汗をかきながら楽しませていただきました。のんさんをはじめ豪華な出演者の皆様の共演が本当に楽しみです!是非劇場でご覧ください。
のんさんとは、ほぼ初めてのお仕事でしたが、真っ直ぐな眼差しが印象的です。どこにいても、パッと目を引く。唯一無二の女優さんです。僕は1日だけの参加でしたが、堤組は相変わらずエキサイティングでした!アイデアに溢れて、凄く楽しい充実して撮影でした。
堤組は、SPECサーガ完結篇「SICK'S 恕乃抄 」以来です。たった一日の撮影でしたが、堤監督の世界観にひたれて楽しかったです。のんさんは、ヒロインの芯の強さと伸び伸びとした奔放さが見事で、ハッとするほど着物がお似合いでした。
同じ無名塾出身の滝藤賢一さんは映像初共演でしたが、僅かな瞬間に長年連れ添った夫婦の空気感を作るのが面白かったです。